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薬剤師転職コラム

薬剤師が正社員で働くメリットとは?デメリット・気を付けることもご紹介

薬剤師は正社員、契約社員、パート社員、派遣社員など、様々な雇用形態で働くことができます。正社員は最も安定して働くことができますが、他の雇用形態と比べてどのようなメリットやデメリットがあるのかについて、詳しくご説明していきます。

薬を手渡しする薬剤師

薬剤師が正社員で働くメリット

■仕事の裁量が大きくやりがいがある

薬剤師が働く職場では雇用形態によって担当する業務に差があることも多く、正社員薬剤師は責任のある仕事を任せられます。決められた仕事をこなしていくだけでは仕事に物足りなさを感じることもありますが、店舗の方針を決めたり、シフト調整や在庫管理を行ったり、店舗運営や職場全体の改善に関われることは、日々のやりがいにつながります。

また、フルタイムで働く正社員は、かかりつけ薬剤師の要件も満たしやすいため、かかりつけ薬剤師として地域医療に貢献して活躍することもできます。責任範囲が広がると負担も大きくはなりますが、やりがいや達成感を感じながら働くことができるのが正社員のメリットです。

■手厚い福利厚生や教育制度が受けられる

調剤薬局やドラッグストアなどには、企業によって充実度合いは異なりますが、通勤、住宅、健康、育児、介護、自己啓発、休暇などに関する様々な福利厚生が用意されています。正社員薬剤師は、基本的に会社が定めた全ての福利厚生が受けられる点がメリットとなります。

住宅手当など住まいの補助があると家賃負担が減るなど、福利厚生が手厚いと金銭的な負担を軽減させることができ、実質的に手取り年収が増えることになります。

パートや契約社員でも、要件を満たせば福利厚生は受けられます。ですが、長期で働くことを前提にした正社員と違い、各種手当や教育制度など、対象にならなかったり、一部しか利用できなかったりする福利厚生もあります。例えば、薬剤師のスキルアップを支援する会社が増えていますが、社外研修や学会に参加する費用の会社補助の割合が、正社員かパートかによって異なることもあるなど、正社員の方が学べる機会は多くあると言えます。

■他の雇用形態と比べてキャリアアップがしやすい

正社員薬剤師は、管理薬剤師、エリアマネジャーなどへの昇進が期待でき、キャリアアップがしやすいというメリットがあります。早ければ20代後半などで管理薬剤師になることもでき、管理薬剤師の経験があるかどうかは、転職するときにも年収アップのアピールポイントになります。薬剤師としてレベルアップを図りたい方は正社員で働くことがおすすめです。

薬剤師が正社員で働くデメリット・気を付けること

■転勤の可能性がある

展開地域の広い調剤薬局やドラックストアでは、正社員は転勤が命じられることもあり、全国規模の大手企業なら全国転勤も起こりえます。どうしても転勤はしたくないという事情がある薬剤師にとっては、大きなデメリットとなります。

その場合は、近隣の市区町村のみ出店しているような地域密着の調剤薬局に転職することや、多エリア展開の企業でも近年導入が増えている自宅から通勤可能範囲での異動しかない「地域限定の正社員採用」を選択肢に考えてみるとよいでしょう。ただし、地域限定採用は、全国転勤可の採用と比べると、給与が低い、管理職になりにくいなど条件が不利になることが多くなるため、注意が必要です。

応募先の店舗の立地が気に入ったとしても、そこでずっと働けるとは限りません。企業の展開地域を見て、異動や転勤が許容範囲であるのかどうかも事前に必ずチェックしましょう。

■店舗によっては残業が多く拘束時間が長くなる

薬剤師がパートや派遣で働く場合、基本的に残業はほとんどありませんが、正社員で働くなら残業や休日出勤は避けられないため、時間の融通は利きづらくなることがあります。

薬剤師の平均残業時間は他業種と比較するとそれほど多くはないものの、店舗による残業時間の差が大きい点は気を付けなければなりません。慢性的な人材不足が続いている店舗や、ドラッグストアなど営業時間が長くシフト制を導入している職場では、正社員に残業や休日出勤が多く発生して拘束時間が長くなる、遅い時間帯の勤務をカバーすることも増えるなど、不規則な生活でワークライフバランスが取りにくくなることもあります。

なお、調剤薬局では応需元の病院や処方科目によって、残業がかなり増える繁忙期があるケースも多く、季節による拘束時間の変動もあります。病院やドラッグストアでも繁忙期はありますので、応募先の職場や企業の残業時間については、平均残業時間だけでなく季節変動も含めてチェックしておくことをおすすめします。ご自身では確認が難しい場合は、ツナガリキャリア薬剤師なら応募先の詳しい情報をお伝えできますので、お気軽にご相談ください。

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